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コラム

比較級思考178

損益計算書の配列は、上から下へと重要なものからそれほどでもないものへと書かれています。ある意味では、重要性の高い順序の配列といえます。営業赤字の場合、まず取り組むべき課題は、売上総利益の改善です。売上総利益の改善は売上を増やすか、売上原価を減らすか問題となります。そして、売上を増やすためには足下の売上総点検が行われ、どの売上を伸ばそうとするのかを明らかにしていきます。次に売上原価の削減についても、どの売上原価を削減すべきかについて、やはり売上原価の総点検となります。そして、最後に販売費及び一般管理費の総点検という順序になろうかと思われます。その際、事業形態、事業構造をどう捉えるか、現在の事業状況、事業形態をそのままの状態で考えるのか、それらの変更も視野に入れて考えるのか、その辺どこまで視野に入れて考えるべきか迷うところです。こうしてみると、けっこう複雑な問題になってきます。

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