赤字体質の中で特に重要なのが営業赤字です。損益計算書的に見るならば、売上高から売上原価を差し引いて登場するのが、売上総利益です。この段階で赤字(売上総損失、荒損)なら、もはやこのままでは営業どころか会社をすぐ止めるべきです。仕入よりも高く売れないわけですから、仕入れること自体が意味をなさないからです。何とか頑張るとしても、より安く仕入ができないか。より高く売上をできないかという工夫はすべきですが、どこまで実現できるか、時間的余裕の問題もあります。これに対して売上総利益までは黒字であるが、売上総利益から販売費一般管理費を差し引いた時に赤字になるのが営業赤字です。さぁ、どうしましょうか。対策としては、売上総利益を増やすが販売費一般管理費を削減することが考えられます。いずれも簡単ではありませんが、営業赤字の状況で事業継続することが困難であることは明らかです。何とかして、この2つのいずれか、または、双方を実施していくしか方法はありません。
« 比較級思考176 | 会計力 | 比較級思考178 »
|決算診断実践会トップ|決算診断実践会とは?|決算書の見方セミナー|コラム|決算診断体験版|社長タイプ診断|会員紹介|
|運営会社について|サイトマップ|プライバシーポリシー|お問い合わせ|