現行の会計基準では、利益を5つに区分しています。?売上総利益 ?営業利益 ?経常利益 ?税引前当期純利益 ?当期純利益の5つです。それぞれの利益の意味するところは、本業の利益なのか、本業以外のものの利益なのか、継続的に発生する利益なのか、一時的、偶発的な利益なのか。事業活動に関する直接的な利益なのか、間接的なものも含めた利益なのか、財務活動を加味した利益なのか、利益に関する税金(法人税、事業税、住民税)を考慮した利益なのか否かといった基準で各種の利益を考えるのが現在の会計基準です。この利益という点については、全く同じ視点で損失についても考えていく必要があります。企業活動は、利益獲得を目的としているので、利益中心に考えがちですが、損失は決して例外的な事象ではありません。そもそも企業の経営活動は不確実性そのものであり、利益が出るからやるのではなく、利益が出る可能性があるからやるのであり、この不確実性の下での経済活動は損失の発生は日常的であり、不可避的であり、だからこそ毎日のように企業倒産はあるのです。損失の視点からの会計アプローチも忘れずに。
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