企業会計原則を初めてする会計基準によると、損益計算書は、企業の経営成績を明らかにすることが目的とされています。そして、経営成績を明らかにするためには、利益を区分して表示することが求められています。要するにどのような事情で儲かったか否かを明らかにする問題です。この儲けの内容として、各種の利益の表示を求めます。?売上総利益 ?営業利益 ?経常利益 ?税引前当期純利益 ?当期純利益 の5つの利益の表示を会計基準は要求しています。これらの利益情報の中で、いずれが重要であるかは、会計基準では何も言っていません。これに対して、前回掲示した会社四季報では、?、?、?の3つの利益だけです。この違いはどこにあるのでしょうか。特に?と?はなぜ不要なのでしょうか。会計の本質を報告と考えると、誰を意識した報告と考えるのかによって、ある程度明らかになりそうです。
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