なぜ、日本の賃金は先進国で一番安いのか。安い、高いの基準は、共通の尺度での国際比較を通して、判断されるので、世界の共通通貨と言えばドルですので、円ベースの賃金をドルに換算して考えてみるとよくわかる。日本の賃金が世界で最も高いといわれた時代があった。世界一高い人件費の国でモノ作りはないだろうと言われ、製造業は一斉に生産拠点を当時、世界で最も安い人件費であった中国や東南アジアに移した。その結果が今日の産業空洞化であり、低成長国、低賃金国のニッポン。これを高賃金国にするのには、どうしたら良いのか。答えは、たったひとつ。企業が稼ぐ力を取り戻し、業績向上の裏付けによって初めて高賃金は実現する。この時初めて高賃金国になれるのである。それでは、業績向上はどうやって実現するのか。次回考えてみましょう。
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