モノの価値が上昇し始めています。アメリカの消費者物価指数が8%を越え、ヨーロッパでも同じように上昇しています。物価の上昇は、国民生活を圧迫します。政治家にとっては選挙に直接影響しますので、この物価上昇を何とか食い止めようと必死です。経済学の一般原則からいえば、モノの価値は需要と供給で決まります。モノの値段が上昇するということは需要が供給に対して多いということです。需要と供給のバランスが崩れたことです。この場合、需要が多すぎたために物価が上昇したのであれば、デマンド・プル・インフレ。供給の制約により、供給不足のために物価が上昇するのならば、コストアップに基づく物価上昇と考えられ、コスト・プッシュ・インフレとなります。現在の物価高は、いずれが原因なのでしょうか。
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