今、まわりを見ると食料品や電気、ガス、ガソリン等の値上げが多く見られます。特に、パン、小麦粉、サラダオイル、マヨネーズ・・・ありとあらゆる食品の値上がりがみられます。原材料については、国際的な市場があり、国際的な市場価格を無視することはできません。この国際的な市場で原材料価格がupしているので、それにスライドするような形で原材料価格が上昇しています。そして、原料が上がったことに追い打ちをかけているのが円安です。コストが上がり、値上げせざるを得ないのが現状のようです。しかし、確かにコストupは、企業収益にマイナスに作用します。そのため企業収益を一定に保つためには、コストup分を売上に転嫁する必要があります。少なくともコストup分について、同額の値上げをする必要があるかもしれません。しかし、売上高は、単価×数量で求められますので、値上げしても数量が減ったのでは、売上は増えませんし、かえってマイナスになるかもしれません。電気、ガスといった公共料金の場合、生活に不可欠なため使わないという数量減少の選択は難しいのでしょうが、食料品では事情が違うようです。食品メーカーの多くは、値上げしても数量は減らないという目途なり、確信がない限り、簡単には値上げしにくいのが本当のところです。長いデフレ経済になれた国民にとって、この値上げラッシュはどうなるのでしょうか。
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