新たな付加価値の誕生にとって重要なことは、「このままではダメだ」という現状認識です。よく、日本人は自ら変革することが得意で無い。外圧によってしか動かないと言われます。なぜ「このままではダメだ」という発想になるのが外圧の存在です。「和を以て貴しとなす」という精神は、仲良くする、現状を変えない、同じ事をくり返す、変化を求めないという方向にどうしても陥りやすいものです。極めて日本的というか、安全、安心、安定が大好きで変化を好まないという特性があるのでしょうか。しかし、一方では鴨長明の方丈記にあるように「行く川の流れは絶えずして・・・」というように変化に素直に付き合う精神や無常感もあるはずです。今日の新型コロナ禍、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は経営環境の劇的な変化でもあり、一種の外圧ともいえます。この外圧への変化対応こそ、今、多くの企業に求められるところではないでしょうか。
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