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コラム

比較級思考148

コストが高くなったから、その分を自動的に売価に上積みするという売価upは、簡単な方法ですが、それでは、なかなか顧客からの支持は得られません。役所的な仕事であれば、それで良いかもしれませんが、市場経済においては、そうはいきません。原材料価格(特に食料品の場合、日本は殆ど輸入ですので、国際商品市場の動向と為替相場に圧迫され原料高と円安が重なると二重苦に陥ります)のupへの対応として、全く同じ物を単純に売価だけを上げる方法以外の選択肢として、前回、指摘した量目変更による実質値上げを個食対応、世帯対応といった食生活、人口構成の変化に対応する形で提供する商品全体のあり方を考えるという方法は、新たな付加価値の提供といえなくもありません。新たな付加価値の提供という視点が大切です。原料価格がupすることを経営のピンチと見るのではなく、チャンスと見るべきです。新たな販売方法を考える絶好のチャンス到来というべきです。その意味では、新たな付加価値の提供のチャンスをもらったと捉えることが大切ではないでしょうか。

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