付加価値という考え方がある。言葉通りに見れば、何かに価値を付け加えることですが、今、注目されている言葉です。食料品の原料である大豆や小麦が原産地の異常気象等で生産が減少して価格がupしています。日本ではこれらの食料品の原材料の大部分を輸入に依存しています。国際的な商品取引の決済通貨はドル建てが殆どですので、円安になると、輸入代金は増加します。円安と原材料価のupというダブルパンチで食品会社は原材料コストupを販売価格に転嫁しないと収益悪化を招きます。ここでただ単に価格だけを上げるのでは無く、何らかの付加価値をもたすことによって値上げができるか「値上げする力」が食料品業界の収益力の差をもたらしそうです。原材料がupしたから、価格をupするというのは、デフレの時代ではなかなか通用しそうにありません。かといって、原料代がupしても価格の据え置きしたのでは利益が減少します。食料品業界は、製造原価のうち原材料価格の割合が高いので、労働費や製造経費の節約だけでは、追いつきそうもありません。どうやって価格upを実現するのか。ここで登場するキーワードが付加価値です。
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