企業にとって、売上高の増加は重要な経営上の課題です。重要な取引先はどこか。これから伸びていく企業はどこか。社長は、経験的に「カン」でわかっているはずです。しかし、データをベースに判断するとなるとどうでしょうか。財務3表といわれるP/L(損益計算書)、B/S(貸借対照表)、C/F(キャッシュ・フロー計算書)に対応する形で3分類で捉えるとどうなりますか。まずP/Lです。1年間の売上高を大きい順に並べます。これを過去3年間にわたって調べます。絶対額でみるか、伸び率でみるかの検討をします。次にB/Sです。売上に最も関連している項目は、売掛金です。月次ベースの売掛金残高の大きい順に並べます。これを過去3年間にわたって調べてみましょう。売掛金の増加は売上の増加に対応しても増えますが、末回収によっても増加します。次にC/Fです。売上と最も関連性が高いのが営業C/Fです。1年間の営業C/Fの中で、売上代金の回収金額の大きい順に並べてみましょう。これを過去3年分についても見てみましょう。これについても絶対額で見るか、伸び率で見るかについても調べてみましょう。B/S的視点、P/L的視点、C/F的視点という3分類は、経営数字を見る時には必須です。
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