今回は、分類の大切さについて、更に深く考えてみましょう。分類しないで、全部を集計したままでは、よく分からない。かといって、あまりにも細かく分類しすぎると、かえってわかりにくくなります。どの程度の分類が良いのか。日本的な分類として、 ?大分類、中分類、小分類、 ?上、中、下、 ?特上、上、並、 ?優、良、可、 ?松、竹、梅、 といった3分類が多いようです。3という数字が日本人は好きなようです。日本三景、三大?、三種の神器、石の上にも三年・・・。3という数字はいろいろな局面で使われているようです。デジタル社会はONとOFFかの2者択一が多いと思われますが、日本人的には、3分類の方がなじみやすいようです。また、西洋的な考えは、善と悪、生と死、合法と違法、といったように、何かを基準にきちんと線を引くので、2分類が多く見られます。いずれにしても分類の基準をしっかり持って、それをもとに判断することが大切です。しかし、分類の仕方によって、全く異なる判断が生じることも多々あります。今、問題となっているコロナ禍においても、緊急事態を宣言するか否かの判断基準として感染しているか、していないかの2分類や、感染者数、重症者数、死者数といった分類等、さまざまな指標で判断されているようですが、果たして、その分類による判断が妥当か否かについては、検討の余地がありそうです。
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