管理会計の手法として、ABC分析というのがあります。これは、管理すべき対象をその重要度に応じてA、B、Cの3つのグループに分類し(必ずしも3つにこだわる必要はなく、2ないし、4や5の分類も可能ですが、多くは3分類が行われている)重点的かつ、能率的な管理を行うための技法とされています。在庫管理において、在庫の点数が非常に多く、それらを1品1品きちんと管理できない時に、その対象を何らかの基準でグルーピング化し、例えば、3つのグルーピングを行い、そのグループごとの異なった管理方法を採用し、全体としての在庫管理がより少ない費用で効果的に行おうとする場合に用いられます。この手法は、将来予測にも適用することも可能です。この3つの区分については、どのような基準で行うかについて、?重要性(金額) ?緊急性(時間) ?広汎性(拡散性)という視点も欠かせません。ある事柄を分類するときに最も大切なことは、どのような基準で分類が行われているかという点です。これについては、次回考えてみたいと思います。
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