為替相場が企業業績にどうして影響を与えるのか。
国内にある日本企業が海外取引するケースが考えられる。この海外取引を円建てで行うのであれば、問題は無い。しかし、ドル建てやユーロ建てといった外貨建ての取引を行う場合に為替換算問題が生じる。
商品や機械装置や有価証券を外貨建てで購入したケースが考えられる。更に重要なのが、日本企業が、アメリカに子会社を設立し、その子会社が海外(アメリカ)で生産活動や販売活動を行い、全ての経済活動が外貨(米ドル)取引でなされるケースです。この場合、アメリカの子会社の決算書は米ドルで表示されます。この子会社を日本にある親会社が連結決算を行う場合どうするか。子会社まるごと円レートに換算する必要があります。ここでも、外国為替の換算が問題になります。日本企業で優良企業といわれる日立、トヨタ、ホンダ、ソニー、パナソニックは、海外取引の比重が大きい。連結決算では、海外子会社を全て円に換算する必要があるので、海外の稼ぎが為替によって相当ぶれることになります。特に、アメリカの子会社が稼ぎ頭である企業にとっては、為替に一喜一憂することになります。
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