会計事務所の顧問料や決算料についても市場化の波は押し寄せています。価格を論ずる時は、「まず、市場を見よ!」という原則通り、市場がどうなっているかを知ることが先決です。前回まで見てきたように市場といっても完全なものはないし、誰かがどこかで決めた価格に我々は、ただ従っているのかもしれません。それでも市場で決まった価格は売り主、買い主の合意のモノとして、多くの人々を納得させます。平成の30年がデフレの時代とすると、このデフレ化の波は、会計事務所の顧問料や決算料にも反映されます。ただ、価格の評価は同じ物なら、価格の安い方を選ぶということです。ここで「同じ物なら」がキーワードになります。この世に「同じ物」は、工場が大量生産される規格品くらいのもので、他は、似て非なる物が多いはずです。企業は価格競争に陥らないようにするためにも、差別化、差異化等を考えた価格戦略を行っています。
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