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コラム

比較級思考111 - 閑話休題 -

名門企業、いまいずこ!オーディオ、ステレオと言えばパイオニアといわれた時代があった。社名の通り、開拓者として技術のパイオニアとして、社会的評価も高かった。戦後の経済復興と共にアメリカから大量の音楽が入って日本人に元気を与えた音楽。その音楽をきれいなスピーカーで伝えたのが日本のオーディオメーカー。その中でもひときわ目立ったのがパイオニア。パイオニアのその後の発展には目をみはるものがある。一世を風靡した絵の出るレコードと言われたレーザーディスク。全国のカラオケブームもパイオニアが作った。2000年代には、プラズマテレビへと進み、カーナビ時代もトップ企業として君臨。そして今、そのパイオニアに経営危機で株価も100円割れと。救いの手を差し出したのは、アジア投資系ファンド。シャープに次いで、また1つ日本の名門企業が消えた。日本の電機産業の衰退はどうしておこったのか。どうして、他の日本企業は手を貸さないのか?パイオニアの行方を見ると日本の行方につながっているのか?

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