取引というのは、あるモノと、あるモノを交換することです。必要なモノと不要なモノ(それ程必要でないもの)との交換です。同じ価値と考えたものどうしで交換が成り立ちます。等価交換というものです。モノ同志の交換価値に差があれば、その差額相当の別のものを提供する必要があります。交換は、「何かを得ることは何かを失うことである。」「交換によって得たものと交換によって失ったものは同価値である」等といわれます。等価交換の原則といわれるものです。この交換の記録をどうするか。単式簿記は、交換の一方の事実にのみ注目して、それを記録しようとします。モノの動きやお金の動きといった一方向の流れだけを記録します。これが、単式簿記の特徴です。これだとモノの動き(収支状況)はわかりますが、財産の状況はつかめません。単式簿記の限界というものです。
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