簿記の教科書を見ると、いきなり店主の勘定や株主の勘定やらで複式簿記から入っていくのが多いようです。単式簿記の説明については数行で良くない、不十分という指摘の下でのわずかしかありません。しかし、単式簿記の事についてもう少し詳しく説明する必要があるのではないでしょうか。日本で最初の西洋式の簿記の本を書いたのは福沢諭吉といわれています。「帳合の法」といわれるものです。この本は、2回に分けて出版され、明治6年6月に出版されたのが第1編でここでは、単式簿記について書かれています。ちなみに、我国最初の複式簿記の本は福沢諭吉の「帳合の法」の第1編と第2編の間の明治6年12月に出版されたアラン・シャンドの「銀行簿記精法」であるといわれています。複式簿記のすばらしさを知るためにも、ぜひ単式簿記についても、今一度学んで欲しいものです。
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