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コラム

比較級思考58

市場経済というのは、個人や企業の自由な取引、いわば自由競争を通して、経済全体のパフォーマンスを良くしていこうというシステムです。自由競争ですので、競争の結果は勝者と敗者が出てきます。一旦決まった勝者がずっと勝者でいられる保証がない点が大切です。今日の勝者が明日の敗者となるかもしれません。逆に今日の敗者も明日の勝者になるかもしれません。ここで大切なのは、誰もが勝者になる可能性があり、誰もが敗者になる可能性があるということです。いわば下剋上の様な世界といえます。市場経済が健全に機能するためには、この勝者と敗者の入替が大切で新陳代謝の重要性です。そこで勝者に対しては、勝ち続けるための絶えざる努力と敗者に対してはあきらめない粘り強い努力が求められます。それぞれにサポーターは必要となり、会計事務所はどちらに対してもそれなりの役割を担っていかなければなりません。

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