前回の役員報酬の前提として人件費の問題を考えましょう。
現代の企業は二面性を有しているといわれます。株主からの出資に対して、それをどう活用し分配していくかという面と、外部から購入した財産・サービスに対して労働や技術等の企業内資源を投入して生産を行い、社会に分配していくという面です。前者は資本利益率の問題で、後者が付加価値の問題です。この付加価値の問題の中に、労働生産性と労働分配率の問題があります。労働生産性とは1人当たりの付加価値で、労働分配率は付加価値に占める人件費の割合です。この2つの概念が人件費の計算にあたって重要な意味を有します。
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