自己資本比率というのがある。銀行等が企業分析を行う際に必ず用いるもの。
自己資本/総資本で求められる。世界的なメガバンクとして活動するためには、BIS規制というものがあり、一定の自己資本比率が求められる。銀行以外でもこの比率の重要性は変わらない。中小企業の場合、自己資本と総資本は、殆ど変わらないケースが多いので、純資産比率とは言わず、自己資本比率が多く使われている。これは会社の全資産のうち返済しなくて良い資金がどれ位の割合で構成されているかを見るもので、経営の健全性の重要な指標とされている。今、この自己資本部分の増強を増資という形で急いで行っている企業がたくさんある。
三菱UFJフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループ・日本郵船・日立製作所・・・であり、明確な資金需要というよりも企業の自己資本を充実するのがねらいのようである。それでは中小企業の方はどうか。中小企業の場合、個人からの借入金と会社の資本金が事実上一体化しているので、個人借入金は自己資本とみなすことが出来るのかが問題となる。何故なら、社長一族の個人からの借入金の場合、通常強制的に返済しなければならないものではないからである。
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