名君と謳われる保科正之を祖にもつ会津藩。藩祖以来、文武奨励の藩風があったそうですが、それに加え、礼節や忠義、人としての在り方といった人格錬磨に重きをおいていました。中興の祖と言われる5代藩主、松平容頌(まつだいらかたのぶ)は、教育強化の場として藩校・日新館を完成させ、以後多くの子どもたちがここで修養を積んでいきました。そして幕末。白虎隊の悲劇に代表される会津藩士の清廉なまでの身の処し方は、人として武士として守るべきもの、成すべきことを幼少に至るまで明確に理解していたこそのことではないでしょうか。
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